この素晴らしき世界で

この素晴らしき世界で

いよいよゴールデンウィークに突入しますね。子どもの園では青空に鯉のぼりが泳ぎ、春の陽気もすっかり暑くなり肌がこんがり焼けるようになりました。

四月中多忙のために執筆を止めておりました。以下私生活について触れておりますので、一旦伏せさせて頂きます。

 


三月、子どもが胃腸炎にかかり、看病明けからそのまま春休み突入しました。夫の決算時期と被り、ワンオペ生活と荒らされたような部屋で執筆する事に限界を感じ一度休憩を挟むことにしました。
子どもも新学期に入り少しずつ慣れ、散らかった部屋や諸々の作業も終えて自分の時間が作れそうだ。そろそろ書けるかな、と思った矢先、私の祖母が祖父の元へ旅立ちました。享年は数年前旅立った祖父と同じ歳でした。

祖母とのお別れを無事終え、自分の時間ができたので執筆しよう、と画面に向かったのですが、キーに指を乗せたまま何も出来ませんでした。文面よりも先に、在りし日の祖父母の姿が脳裏に浮かび上がってきたからです。それは数日経っても消えませんでした。頭ではわかっていたんですけれど、無理だったようです。

人の誕生と終焉は、人間の感情の奥深く、根幹に触れる出来事で、それはカードを引っくり返すように簡単に感情を切り替えようにも難しいことなのだと思いました。

ふと呪術映画の五条が夏油を祓った後に拍手をしながら生徒たちの前に登場するシーンのことが思い浮かびました。彼の心情を押し測るだなんて烏滸がましいかと思いますが、あそこであんな風に対応できるのは凄い人だな、と。

祖母の初七日を終えて、妹に誘われてコナンの映画を鑑賞し、それからやっと執筆に向き合えるようになりました。

人生は有限です。いつ書けなくなるかわからない今、できる限り書けたらいいなと思います。そうして、今拙宅に遊びにいらして下さる皆さまに少しでも楽しんで頂けたらと思います。

よいお休みをお過ごしください。

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